スパコンとはスーパーコンピューターの略称である。おそらく一度は耳にしたことのあるスパコン。これは、一体何であろうか。簡単に言えば「すごい計算器」である。日本最速のスパコンは理化学研究所が所有する「京(けい)」である。名前の通り、スパコン「京」は一秒間に1.1京回計算する事が出来る。開発当時は世界一の速さを誇っていたが、現在では世界16位である。ここからは余談になるが、世界最速のスパコンはアメリカのオースリッジ国立研究所が所有する「サミット」で、一秒間に20京回計算が出来る。世界2位は中国・国立スーパーコンピューターセンターが所有する「神威太湖之光(かむいたいこうのひかり)」で、これは一秒間に12京回の計算を可能としている。スパコンがなぜここま速く計算する事が出来るのかというと、スパコンには沢山のコンピューターが入っているからである。例えば、日本最速のスパコン「京」には、コンピューターの脳みそとも呼ばれるCPU(中央制御装置)が88,128個も入っている。私達に身近で、とても便利なスマートフォンであっても2~4枚程度しか入っていない事からもこの88,128個がどれだけ多いか予測がつくのではないだろうか。以上で紹介したような圧倒的実力をもって現在は、構造解析、気象予測、分子動力学、シミュレーション天文学、最適化問題、金融工学のような大規模数値解析に基づくシミュレーションに利用され、社会に貢献している。
佐原佳音's Ownd
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